
「パラベン」や「ヒノキチオール」等の防腐剤が入っている化粧品は良くないのですか? |
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添加物の有用性についてご説明します。化粧品の安定のためだけではなく、お肌の雑菌や化膿菌への対処として、容器・中身ともに、消毒や防腐剤(一部殺菌性を有する)は省くことができません。もし、防腐剤が化粧品に不要だというのであれば、もともと酸化・腐敗しない原料(無添加化粧品で使われている合成ポリマーなど)を使用するしかありません。そのような原料は、お肌の環境とは全く無縁なので、お肌の環境保持に全く役に立ちませんし、トラブルの一因になりかねません。まずは、防腐剤の必要性を 念頭に置いてください。(詳しくは先述の無添加化粧品をお読み下さい。) 皮膚と基礎クリーム主に、動物は、皮膚への異物の浸入を防ぐ、バリアを形成するための「皮脂」という分泌物を出しています。皮脂は、皮表で皮表脂質(油膜)を形成して皮内の水分を保水し、角質層を補強して皮膚を守っています。 美容の世界では、分泌された皮脂(各種脂・脂肪酸)と汗・グリセリンなどが自然に乳化して皮膜を形成した皮脂と、死んだ細胞で構成されたタンパク質の層(角質層)とその下の顆粒層をあわせてバリアゾーンと呼びます。 皮脂には、いくつか動・植物油と同じ成分が混在しています。 パラベンやヒノキチオールについて天然を意識し、応用した素材を使用すればするほど腐りやすいので、どうしても添加物が最低限度必要となります。「腐らないのに無添加」と謳う「無添加化粧品」の矛盾点がご理解頂けたと思います。 パラベンは他の防腐剤に比べて添加量を抑えることができるのが、最大のメリットです。 パラベンを使用した商品が、乳液などの強い浸透力を持つ商品であるなら、いくつかの問題が生じます。しかし、角質の補強と皮脂の代用(皮脂型クリーム)をクリームに期待している場合は、パラベンを皮内へ浸透させる心配がありません。 ≪浸透しないはずの「パラベン」が浸透するのは≫
などで、「バリア機能がこわれた皮膚」です。 パラベンの法的規制等法改正によりパラベン(パラオキシ安息香酸エステル類)を化粧品に使用する際には、エチル、ブチル、メチル、プロピル、イソブチル、イソプロピルいずれを併用しているか記載しなければなりません。法改正以前は「パラベン」と表示されるだけでした。ちなみにパラベンの総使用限度は100g中最大1.0%以下に定められています。 自然系といわれているヒノキチオールの適正使用量はパラベンの10分の1の0.1%(粘膜に使われる化粧品へは0,05%)以下となります。
それはさておき、このような防腐剤のリスク、安全性は単品では一概に判断できません。 どのような乳化をしたクリームなのか? 工業用としては、油脂の防腐剤として配合されるのでしょう。 一部栄養ドリンク等にもパラベンは使用されているようですが、化粧品に使用する際の基準とは全く別物と考えるべきであり、特に食品とは切り離して安全性を考慮すべきです。 食品とは違い、自然= 安全という図式は成立しません。 |
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