メイクブラシのお手入れ (固形石鹸・シャンプーで洗う)

ぬるま湯でさっぱりクリーニング 固型石けん/シャンプーで洗う
ブラシの汚れが気になって来たら(純石鹸)クリームソープや(石鹸シャンプー)洗髪石鹸・アルファでクリーニングしましょう。
「化粧筆」も、今お使いのクリームソープや、洗髪石鹸・アルファで簡単にお手入れできます。
簡単なお手入れでブラシが「サラサラ・ツヤツヤ」によみがえります。
肌触りや粉の含みも良くなり、とても気持ちが良いですよ。
汚れたら洗って「スッキリ!」させて 更に色々なメイクをお楽しみくださいね。
洗う前に軽くブラッシングする

フェイス・チークブラシなどの大型ブラシの場合は、毛の部分を軽く荒めのブラシかクシ(頭髪用)でといてから洗います。
1.まず毛先部分から先端に向かってクシを入れます。
無理矢理、力ずくで根元から一気に先端に向けてブラシやクシを通すと、毛が切れたりすることがあるので、少しづつ徐々にほぐすようにして、ソフトにときましょう。
2.今度はブラシの根元から毛先に向けて全体にクシ(頭髪用)を「10回程度」通します。
とくことによってブラシの奥の汚れを表面にかき出します。毛にお湯を含ませる

洗面器にぬるま湯を入れ、お湯だけで予洗いして、毛にたっぷりのお湯を含ませましょう。
(水よりぬるま湯の方が、汚れがよく落ちます。)
石けんもしくは液体石けんシャンプーで洗う
固型・石けんで洗う場合

1.固型石けんで洗う
クリームソープの表面を、ブラシでやさしくなでて「石鹸」をたっぷり含ませましょう。
お風呂に置いている少し柔らかくなったクリームソープの方が使いやすいです。この時、力ずくでブラシを「石鹸」にこすり付けて毛を乱さないよう気を付けましょう。
石鹸が新品で硬い場合は、下記でご紹介している液体の「洗髪石鹸・アルファ(石鹸シャンプー)」をお使いください。液体ですのでブラシの奥まで簡単に洗えます。
(※注意:台所用の中性洗剤(合成洗剤)などは絶対に使用しないでください。毛がバサバサになります。)

口金の方から毛先に向かって少しづつしごくようにして、石鹸で浮き上がった化粧品などの汚れを絞り出しましょう。(毛先から口金側に【逆方向に】絞ったり、毛をねじってはいけません)

2.ぬるま湯で洗い流す
たっぷりのぬるま湯の中で泳がせるようにして石鹸を丁寧に洗い流します。
簡単な汚れでしたら、石鹸の1度洗いで十分ですが、汚れがひどい場合はぬるま湯の中で軽くすすいだ後に、(石鹸⇒ぬるま湯すすぎ⇒石鹸⇒ぬるま湯すすぎ⇒石鹸⇒ぬるま湯すすぎ)と交互に繰り返しましょう。石鹸の泡に化粧品などの色が付かなくなればOKです。

洗面器のお湯の中を泳がせるようにして毛の隅々まで丁寧にすすぎましょう。(決してねじったり、無理矢理、毛を広げてはいけません。)洗面器のお湯を何度も取り替えて石鹸分を残さないようにしましょう。
ついでに口金や軸も軽く洗っておいてください。

ぬるま湯が透明になりました。
この段階で口金の方から毛先に向かって少しづつしごくようにして毛の水分を絞ります。
液体・石けんシャンプーで洗う場合
1.液体・石けんシャンプー(洗髪石鹸・アルファ)で洗う
洗髪石鹸・アルファを使う場合は、最初にぬるま湯で5倍~10倍程度に薄めておきましょう。

2.ぬるま湯で洗い流す
筆を振り洗いしている間に汚れが溶け出て石鹸液の色が変わります。
あとはクリームソープと同じ要領です。汚れがひどい場合は、(薄めた石鹸シャンプー液⇒ぬるま湯すすぎ⇒薄めた石鹸シャンプー液⇒ぬるま湯すすぎ)を繰り返し、シャンプー液に色が出なくなったら今度はぬるま湯を何度も取りかえてすすぎます。透明になった段階で水分を絞りましょう。

3.酸性リンス(酸性リンス・アルファ)で中和
酸性リンス・アルファを使います。
リンスは小さい容器に入れ、お風呂の温度程度のお湯で薄い濃度に溶いてください。
1~2分位毛の部分をつけ込んで、全体にリンスが行き渡ったら、今度はぬるま湯で毛と一緒に口金部分も丁寧にすすぎましょう。中和され、石鹸カスが落ちます。
石鹸用のリンスをお持ちでない方は、リンスの代わりにぬるま湯を小さい容器に入れ、お酢を1滴たらします。
その中に1~2分位毛の部分をつけて石鹸カスを落としましょう。
その後は口金部分もぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。
軽く水気を切る

水分は根元から毛先に向かって、小刻みにしごくようにして切りましょう。 (決してねじってはいけません。)
油分([ゼノア]頭髪香油)を補う
![油分([ゼノア]頭髪香油)を補う](https://www.genoa.jp/magazine/wp-content/uploads/2020/02/1582763714.jpg)
油分を補給してブラシのもちをアップさせましょう。小さい容器にぬるま湯を入れ、その中に1~2滴(ブラシの大きさによって量は加減しながら、多すぎるよりは必ず少な目に)ゼノアの頭髪香油を入れます。
手でよく撹拌(かくはん)してぬるま湯と油を混ぜ合わせます。
水と油ですから完全に混ざり合うことはありませんが、油の玉をより小さくしておいた方が均等にブラシに油分をコーティングすることが出来ます。

毛の部分だけを浸けてゆっくり丁寧に撹拌(かくはん)しましょう。

そして全体に行き渡ったら、毛先に向かって小刻みにしごくようにして、軽く水分を切りましょう。どうしても油分の量の加減に不安が残る方は、手に1滴ゼノアの頭髪香油を付け、軽くすり込んだ後にブラシで油が付いている手を、何度もなでましょう。
頭髪香油がブラシに移ります。
タオルドライする

タオルの間にブラシを挟んで軽く押さえ、タオルに水分を吸い取らせましょう。
タオルの面を何度も変えるとより速く乾きます。
クシで整える

クシで整えます。
フェイス(パウダー)・チークブラシ等、大型ブラシの場合は毛の部分を軽くクシ(頭髪用)でとき、毛先を整えます。
濡れている時は、摩擦に毛が弱いので無理に力を加えず、クルクル回しながら表面をなで付けるようにといて、形を整えましょう。
乾かす(自然乾燥する/ドライヤーで乾かす)

乾燥させます。
自然乾燥が一番負担を掛けません。
急いでいる場合は、ヘアドライヤーで遠くから風を送り、80~85%程度乾かしても結構です。ドライヤーを使った場合は毛並みが乱れますので、再度毛の部分を軽く荒めのブラシかクシ(頭髪用)でといてから、細かいクシで毛並みを整えましょう。
成型する

ブラシを成型しましょう。
新品の状態に近づけるために、80~85%程度乾いたら、テープ状に切った紙(吸水性があるので使用)でクルクル金属部分から毛先までを巻き込んで成型します。

大き目のカップやブラシスタンドに立てて乾かしましょう。
そのまま数時間~1日置きます。
ブラシのクリーニング完了

ほとんど乾いたら、成型の紙を外して完全に乾かしましょう。
風通しの良い日陰がおすすめです。
シャドーブラシなどの小型のブラシは数時間で乾きますが、大型のブラシは内側の芯の部分まで完全に乾いてしまうのに、1~2日程度はかかるので、お天気などタイミングを見計らって洗いましょう。
お手入れでメイクも快適! お手入れ前とお手入れ後の比較

左は、約1年間お手入れせずに使い続けたブラシです。
右は、新品です。
左のほうが粉等で汚れて、全体的に白っぽくなっています。

左は「石鹸クリーニング」の後、自然乾燥したものです。
右の新品同様に毛は「サラサラ・ツヤツヤ」になりました。
しかし洗いっぱなしでそのまま乾かし、「成型」しなかったので、新品に比べて毛先が外側に開いています。

最終段階で「成型」したものです。
膨らみが取れ、買った時と同じラインに戻りました。
毛先を立てて「ポイントメイク」する時など小回りが利いてとても使いやすくなりました。
花咲オリジナル
白ショート・リス毛・フェイスブラシ (花咲オリジナル)
繊細な「高級リス毛」をたっぷり使用。ソフトな肌触りだから敏感肌の方にもお奨め。
ピンクショート・ヤギ毛・チークブラシ (花咲オリジナル)
上質のヤギ毛をたっぷり使用。粉含みが良く、ブラシを使う角度でメイクも自由自在に。
白ショート・ヤギ毛・チークブラシ (花咲オリジナル)
上質のヤギ毛をたっぷり使用。粉含みが良く、ブラシを使う角度でメイクも自由自在に。
白ショート・シャドーブラシ・L (花咲オリジナル)
粉含みの良い、柔らかい松リス毛を使用。目の周りのデリケートな部分にも優しく。
リップブラシ・プッシュアップ式 (花咲オリジナル)
毛量が多く、口紅の含みが良い。ブラシの先端が細く、リップラインも描きやすい。